御幸一也総受けBot 倉庫

  

真田「おっ、御幸じゃん。偶然だな〜」
御幸「ん？ あ、薬師の真田か。ホント偶然だな」
真田「なに？ アンダー買うの？」
御幸「んー…ちょっと考え中…。お前も買い物？」
真田「俺は今日は下見に来ただけ。
　誕生日のプレゼントとして、親にちょっと高めな道具でも買って貰おうと思ってさ」

御幸「…ふーん？ なに、お前誕生日近いの？」
真田「俺、真田俊平は本日無事に17歳を迎えました♪」
御幸「…はっ？ 今日が誕生日なのか？」
真田「そうそう！ お祝いしてくれよ♪」
御幸「それは…、オメデトウゴザイマス？」
真田「サンキュー！ ついでにプレゼントも貰えると嬉しいな」

御幸「はあ？ んなもんある訳ねーだろ。
　飴でも持ってたらくれてやるけどな。今は何も持ってねーよ」
真田「飴は特にいらねーかな。なぁ、メアド教えてよ」
御幸「誰の？」
真田「お前の」
御幸「なんで？」
真田「誕生日だから」
御幸「いやいやいや…おかしくね？」
真田「おかしくはねーな」

御幸「わけわかんねー…」
真田「な、悪戯メールとかは絶対しないし！ 頼むよ」
御幸「……まあ、誕生日だしな。いいぜ」
真田「マジで！？ やった！」

真田(いや〜、ずっとメアドGetしたかったんだよなぁ、激アツ)
御幸(…なんか、部外の人間とメアド交換するって新鮮だな…///)



ピロン♪
『やっほ～御幸～？』
『昨日の今日ですぐメールかよ、真田』
『あ、俺ってわかった？それは激アツ！』
『あんまり俺にメールしてくるヤツとかいねーしな』
『え、そうなの？じゃあ俺がこれから毎日メールしたら、
　お前の受信ボックス、俺のでいっぱいになる？^^』
『いや、わかんねーけど…。気持ち悪いこと言うなよ』
『はっはっは、悪ぃｗ　それも面白そうだなーって思ってさｗ』
『意味わかんねー』
『今日はもう遅いからまた今度メールするわ。
　俺のアドレスもしっかり登録しといてくれよなー』
『…あー、はいはい』

真田（マジか…御幸のヤツ…ｗ　これは面白いメル友が出来たかもｗｗ）
御幸（事務連絡以外のメールって勝手がよくわっかんねー…。真田気ィ悪くとかしてねーかな…）  

御幸「は？なにこれ」
倉持「やる」
御幸「え？いやいや…お前が花とか似合わなすぎて気持ち悪いんですけど…」
倉持「うっせ！俺だってそう思ってるっつーんだよ！
　園芸部のヤツが寄越したんだよ。増えすぎて困ってるから貰ってくれってさ」

御幸「ふ〜ん、それはそれは。で？お前が貰ったんだろ？なんで俺に突きつけてんの？」
倉持「だから、やるって言ってんだろ」
御幸「いや、流石の俺でも花を愛でる趣味はねーし」
倉持「コレはアレだ。葉っぱを料理に使うらしい。なんだったっけ…たしか、タ…『時間』みてーな…」

御幸「ん？ ……あ〜、よく見たらこれ、タイムかぁ。こんな花が咲くんだな。
　確かに肉料理とかに使うけど、料理する機会なんてねーしなぁ」
倉持「それから、茶にしてもいいらしいぜ。ハーブティーってヤツ？
　なんかスゲーいろいろ効能があるらしい。いろいろ説明されたけど、忘れたわ」

御幸「ふぅん。で、そこまで説明されといて、なんで俺にそれを渡すんだよ」
倉持「俺は匂いの強いモノはあんま好きじゃねーし、だったらお前にやろうかと思って。
　…ハーブティーってヤツは身体の疲れを取るのにもいいんだろ？」
御幸「…まぁ、一般的にそう言われてるな」

御幸「…つーか…。何お前、俺を労っちゃってくれてんの？ ますます気持ち悪いィw」
倉持「るっせーな！少し気ィ使ってやったらすぐこれだからムカつく野郎！！」
御幸「はっはっはw だってお前から花を貰うなんて恥ずかしすぎだろw
　流石にふざけないとやってらんねーよw」

倉持「……いらねーんなら、別にいいぜ」
御幸「あっ、貰う貰う！ 俺はもらえるモノは、病気以外なんでもいただくぜ！ …ありがとな♪」
倉持「……ﾁｯ、ほらよ」
御幸「どーも♡ いや〜、でもタイムってこんな花が咲くんだな〜。小さいけど綺麗な色で、悪くねーな」

倉持「……なんかお前に似合うな、その花。女々しくはねーけど、可愛い感じで、でも凛としてて。
　俺は好きだな」
御幸「……はっ？」
倉持「…ぁ。………」
御幸「………」
倉持「……な、なんだよ」

御幸「……お前、恥ずかしすぎんだろ…」
倉持「うっせー！ 言われて顔真っ赤にしてるてめーに言われたくねーんだよ！！」
御幸「いや…だってさ…」
倉持「あーもう忘れろ！！ とりあえず今日はそれで茶でも飲んでゆっくり寝ろ！！！ じゃあな！！！」
御幸「あっ、おい！」

御幸「……不意打ちすぎだろ…。あー…ちくしょー…」
「……ハーブティーは明日、でもいいか。花瓶の代わりになりそうなもんあったかなー…」
「…………」

「……Are you going to Scarborough Fair…♪」


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6月2日の誕生花『タイム』
花言葉『行動力、勇気、活動、活気、大きな望み』  

御幸「藤原先輩、お誕生日おめでとうございます！何か手伝える事があったらやりますよ！」
貴子「ありがとう、御幸くん。さっき倉持くんにもおんなじ様な事を言われたわ」
御幸「えっ、マジですか」
貴子「貴方たちって本当に似てないようで似てるわね(ｸｽｯ)」
御幸「そ…うですか、ね？」


貴子「…で、御幸くんこのケーキは何かしら」
御幸「倉持に似ていると言われて若干不本意だったので、作りました」
貴子「…このプレートも？」
御幸「食品用プリンターって奴を試してみたかったので。どうですか？」
貴子「…恥ずかしいわね」

http://t.co/s5L9t6UKC9


貴子「それにしても、倉持くんに似ているって言われたのがそんなに気に食わなかったなんて…
　あの二人って決して仲は悪くは見えないのに…
　男の子って複雑なのかしらね…」
幸子「えっ…貴子先輩、気付いてないんですか？」
貴子「？」
唯「ちょ、やめようよ！貴子先輩には伏せておこうって」  

ﾋﾟﾛﾝ♪
『From.御幸
　本文:
　やっほー洋一くん♡
　さっそくだが誕生日おめでとう！
　プレゼントはオ・レ♡
　明日(今日？)の練習終わった後、部屋で待ってるから絶対来いよ。
　良く味わってね食べてね♡

　なーんてな！』


倉持「………ふぅん…」


御幸「よく来たな、倉持。 コレが俺からのプレゼントだ！ 俺特製のフルーツ・オ・レ♡」
倉持「……」
御幸「あれあれー？ 倉持くんは一体何を期待してたのかなぁー？
まさか健全な男子高校生らしく、いやらしい想像をしちゃってたのかなぁー？ ｲﾔ~ﾝ、H♡(ﾌﾟﾌﾟｯ」
倉持「…あー…」

倉持「…んなこったろうと思ったぜ。ﾅﾒんな、伊達にそれなりに付き合ってねーんだよ」
御幸「えっ…えっと倉持くん？ その手に持ってるリボンはなんなのかな？？」
倉持「るっせ。俺は今自分の予想が大当たりでだいぶ怒髪天なんだわ。大人しくプレゼントになっとけ」
御幸「ちょっ…待っ…！！」


＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

この続きはＰｉｘｉｖにてＵＰさせていただきました。  

御幸「おー沢村、今日お前誕生日なんだってな、おめっと！」
沢村「っす！ あざっす！！」
御幸「はっは、じゃあ後半年間は俺とお前って同い年なんだなぁ。なんか笑えるけどw」
沢村「はっ、そういえば…！ じゃあ半年間はタメ口でも問題無いんじゃ…！」
御幸「ｺﾗｺﾗ、それは許されねーよ」

御幸「なにお前、そんなに俺にタメ口ききてぇの？」
沢村「…別に、そうじゃねーっすけど。けど俺は、アンタに後輩としてじゃなくて、
対等な1人の男として見て貰いたいです」
御幸「…はっ、心配しなくてもお前もしっかりした戦力だし、頼りにしてるぜ？」
沢村「(…分かってるくせに、ずりぃ)」



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１０数年後の沢御結婚話↓

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5/15にまつわるキセキ　：後 http://privatter.net/p/268155